「低脂肪」は全然健康的じゃない!?
表参道のパーソナルトレーニングジムevergreenの藤田です。
ここまで、「間違ったヘルシー」を検証してきました。
その過程で「脂肪をきちんととることが必要」ということも書きましたが、ここを少し掘り下げます。
僕のイメージかもしれませんが、一般的に食べ物は脂肪が少ないほうがヘルシーと思われがちで、それを狙ってか、牛乳ヨーグルトなど乳製品に始まり、スイーツ、加工肉…などなど、多くの食品メーカーが低脂肪タイプのものを発売していますね。
※特定の商品への批判や中傷などの他意はありません。
痩せたい、ダイエットしたいという方に限らず、低脂肪の食品のほうが太らない、体脂肪がつきにくいと思いがちだと思います。
ところが実際はそんなに単純ではなくて、
カラダが必要な脂肪を食事から摂らないと、体脂肪は減らない
というのが現実です。
なんだか逆説的ですが、これ本当です。
脂肪については、3年位前に【脂肪を取らなきゃダイエットは成功しないシリーズ】としてブログを書いたことがあります。
イチから書くのも一苦労なので、まとめてくれていた過去の自分に感謝です。
ただし、↑で書いた内容から研究が進んで、情報をアップデートしなきゃいけない部分が少しあるので、それは次回に。
せっかく間違ったヘルシーのことを書いているので、この機会にもう一度触れておこうと思います。
まず簡単に、体内での脂肪の役割、メリットです。
●食事の満足感をアップさせる
●オメガ3脂肪酸は体内での脂肪の代謝をアップさせる
●成長ホルモンをはじめ主要なホルモンや、細胞膜の材料になる
●脂溶性ビタミンの吸収を助ける
体脂肪が増えてしまうのは、食事で脂肪を摂ることよりも、糖質過剰な食事によるインスリンの過剰で急激に分泌されてしまって
その結果、血中の脂肪酸が脂肪細胞へ吸収されてしまうことの方が問題です。
なので、脂肪がカラダにたまらないようにするために大切なのは、炭水化物(糖質)を食べる量とタイミング、食べていい(減らした方がいい)炭水化物(糖質)をきちんと理解してコントロールすることです。
逆に、カラダに必要なだけの脂肪を食事できちんととらないから食事の満足感が低くなって食べ過ぎたり、脂質代謝も落ちてしまって体脂肪が落ちなくなる…
だから脂肪はむしろ、食事からきちんと摂るべきなのです。
人間が運動していないとき(安静時)のエネルギー源は、ほとんどが脂肪です。
プラス、細胞やホルモンを作るのに必要なわけですからカロリーに直したら、かなりの量が必要なのです。
こういうことは、僕がブログに書くよりも、ずっと前から分かっていました。
ところが世の中の多くのヘルシー志向食材は、未だに(自粛)のひとつ覚えみたいに低脂肪、低脂肪って…
そんなに不健康にしたいのか?と。
行き過ぎた低脂肪信仰は百害あって一利なしです。
サラダにはたっぷりオイルかけてよし!
そのほうがビタミンA,D,E,Kは吸収が高まります。
これらの脂溶性ビタミンが不足すると、代謝が上がりません。
ノンオイルドレッシングなんて、糖質が入っていたらぜんぜん意味がありません。
市販のドレッシングではなくオリーブオイルなどをベースに塩、コショウや酢を使ってドレッシングを作ってしまったほうがいいです。
魚の油、特に青魚は積極的に摂るようにしましょう。
肉の脂にも過剰にナーバスになる必要はないし、鶏のささ身や胸肉じゃないとダメ!なんてことは一切ありません。
繰り返しになりますが、脂肪はきちんととりましょう!
そのほうがダイエット成功の近道かもしれません。
今日はこの辺で。
2017/06/16 追記
下記の点についてご指摘があり、下記を訂正いたしました。
(訂正前)●体内での脂肪の代謝をアップさせる
(訂正後)●オメガ3脂肪酸は体内での脂肪の代謝をアップさせる
脂肪酸を問わず脂肪を摂るほど脂質の代謝が上がると誤解を招くような記述であり、大変申し訳ございませんでした。
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