食用油の選び方・買うときの注意点
表参道のパーソナルトレーニングジムevergreenの藤田です。
前回は、現代の食事事情を踏まえながら、ダイエットと健康のためには「食事から全ての油を抜くくらいにしたあと、意図的に良質な脂を足すようにする」という方アプローチをお伝えしました。
では、良質な脂はどの食材から摂ると良いのでしょうか?
まずは食用油の選び方からお伝えしましょう。
拙著・「そのヘルシーがデブになる」でも、亜麻仁油、エゴマ油、オリーブオイルなど食生活に取り入れるべきいくつかの油を挙げてきましたが、実際にお店に行くと同じオイルでも複数の製品があり、選ぶのに迷ってしまいますよね。
実際に私たちが日々口にする油を何を基準に選べばいいか?
ズバリ「製法」と「容器」です。
まず覚えておかなきゃいけないのは、「本来食用油は生鮮食品」だということ。
野菜や果物、あるいは肉のように油も酸化するし、腐敗するということです。
光にあたると酸化しやすいので、遮光ビンに入れていないとあっという間に黒ずんでしまいます。
オリーブオイルが遮光ビンに入っているのは、よく見かけますよね。
本当にフレッシュな油をきちんと扱うお店では、冷蔵庫で、光を通さない環境で陳列されています。
でも、スーパーで陳列されているものってほとんどが透明なポリ容器に入っていて、店内の照明がガンガン当たる常温の環境にあるのに、全然腐る様子なんか見えないですよね。
なぜかというと、こうした油は本来油が持っている成分を化学的に取り除いているからです。
これが「製法の違い」というものです。
こういう油は、「食用精製加工油脂」に該当しますが、消費者が口にするものにもかかわらず油の原料に石油系の溶剤を混ぜて加熱しながら攪拌することで原料から油分を溶かし出します。
それから長期保存の邪魔になる食物繊維やミネラルを取り除き、高温で脱色、脱臭する…というプロセスを経て出来上がるのが、常温にも光にもびくともしない食用油です。
石油系の溶剤を使っているだけでなく、栄養素や油が本来持つ風味まで失っています。
さらに製造工程でトランス脂肪酸や過酸化脂質が大量発生しています。
「中鎖脂肪酸が豊富でカラダに溜まらない!」とか謳っている油のことですよ?
それ以前に、本当に口にしていいのか??と思ってしまいますよね。
本当に栄養素として取り入れられるべき油は、コールドプレス(低温圧搾)という製法で作られています。
コールドプレスは、30度以上の熱を加えずに原料を絞って抽出するシンプルな抽出方法です。
結局、こういうシンプルな製法で作ったものが、一番安全で栄養素も豊富なんですね。こういう油はパッケージごとの量も少ないですし、化学的に抽出したものより割高なので、食べる際に使う量も自然と減ってきます。
日々口にする油、必ずチェックしながら購入しましょう!
今日はこの辺で。
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