ダイエット中に脂肪をうまくコントロールする方法
表参道のパーソナルトレーニングジムevergreenの藤田です。
拙著「そのヘルシーがあなたをデブにする」では、
「行き過ぎた低脂肪信仰は百害あって一利なし」
とお伝えしました。
ただし、誤解があるといけないので、今日のブログで脂肪について補足を兼ねて書きます。
上記を言葉通りに受け取ると、「脂肪は無制限にとってもかまわない」と思われてしまうかもしれませんが、もちろん、そういうわけではありません。
インスリンは確かに、食べ物から摂り込んだ血中の脂肪酸を脂肪細胞へ取り込み、中性脂肪に変えて蓄える働きを促進し、脂肪細胞中が蓄えている中性脂肪を分解して血中へ送る(=体脂肪をエネルギー源として使える状態にする)働きを抑制します。
しかし、インスリンの分泌が盛んでなくても、血中の脂肪酸が多ければ、脂肪細胞への脂肪酸の取り込みと、中性脂肪の合成は行われます。
つまり糖質を食べなくても、脂肪を沢山摂れば、当たり前ですが体脂肪は増えるということです。
魚の脂や亜麻仁油、エゴマ油などに含まれるオメガ3脂肪酸には脂肪の利用を促進する効果がありますが、それでもカラダが必要な量以上に摂り過ぎれば、同じことです。
よく、糖質制限をすれば太らないと主張する人の中には、この点をきちんと踏まえずとにかく
糖質摂取⇒血糖値上昇⇒インスリン上昇⇒体脂肪増加
の流れだけ強調されているケースが見られますが、脂肪をたくさん摂れば、糖質を取らなくてもカロリーオーバーで体脂肪は増えます。
そして、(低脂肪、無脂肪食品が出回る一方で)外食、加工食品ではタンパク質が少なく、カロリー源のほとんどが炭水化物と非必須脂肪酸という食事、食品で溢れています。
その傾向は安価なものほど顕著です。
何も考えずに食生活を送っていると、基本的には「低タンパク質・高脂質・高炭水化物」の食生活になってしまいます。
そこでダイエット中(体脂肪を増やしたくない、減らしたい)人は
●いったん、食事の中から脂肪を全て抜く(くらいのつもりで)食事を考える
●そのうえで、カラダに必要な必須脂肪酸を含む食材、オイルなどから適度に脂肪を摂る
このような考え方で、食事を組み立てる必要があるでしょう。
次回はダイエット中に脂肪をどれくらいの量にすればいいか、どの食品は避け、どの食品から必要な脂肪を取ればいいか、など具体的にお伝えしていきます。
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