糖質抜きがダイエット・ボディメイクに有効でない理由
表参道のパーソナルトレーニングジムevergreenの藤田です。
何度か書いていますが、私がカラダ作りを指導する上で基本的には糖質抜きを推奨していません。
指導するうえでも、糖質(炭水化物)を食べないでくださいとは絶対に言いません。
もちろんその人にとっての適量というのはあるので、食べすぎている人には減らすようにお伝えしますが、カットして下さいとは言いません。
まあ、そもそも食事から糖質を完全にカットするなんてことはできませんが…
なぜ糖質を抜かないで欲しいのか、カラダのメカニズムを根拠に、理由を書いてみます。
まず、筋肉の中のエネルギーが足りなくなると、タンパク質を合成するスイッチがオフになってしまいます。
「タンパク質を合成する」ということは、筋肉を成長させるということです。
結果的に、筋肉の成長が基礎代謝を高めることにつながります。
「筋肉中のエネルギーが足りない!」と脳が感知すると、残り少ないエネルギーを生命維持のために優先度の高い
他のことに配分しようとする防衛本能のようなメカニズムだと考えられています。
このエネルギーのもとになるのが、糖質です。
だから筋肉の中に糖質が足りないと、いくら頑張ってトレーニングしても基礎代謝が上がらないし、メリハリの土台となる筋肉が成長しません。
タンパク質だけ摂ってても、カラダの中の糖質が枯渇してたら、長期的に見て体重も減りにくいし、メリハリがあって引き締まったカラダになることができないんですね。
なので、私は糖質を過度に制限するような指導はしていません。
むしろ、筋トレを直後は糖質を取ってあげた方がいい。
筋トレ直後の時間帯は、筋肉が糖質を摂り込む作用が強まっているので、食べた糖質が脂質になりにくいです。
それどころか、筋トレ直後は筋肉を成長させるために、タンパク質と一緒にある程度の量の糖質を摂った方が効率よくカラダの中でタンパク質が合成されます。
短期的に体重を減らす目的では、カロリーカットや水分を抜くために炭水化物を極端に減らすのも有効ですが、長期的に見たら、ここまで書いてきた通りあまりいいことはありません。
単純に体重を減らすことにはどこかで限界がきますし、大抵の人は体重という数字じゃなく、見た目やコンディション作りのためにトレーニングしてカラダを変えようと頑張るわけですよね?
それならば、糖質は減らし過ぎない方がいいです。
キーポイントは適切なタイミングで、その時に必要なものを適切な量を食べること。
それさえコントロールできれば、過剰に食事から糖質を抜かなくてもカラダは変えることができます。
糖質抜きに関してもそうですが、最近は雨後の筍のように上っ面だけの二束三文のダイエット方法が次から次へと出回ります。
こうした質の低い情報に振り回されないようにするためには、今日ご紹介したような「カラダのメカニズム」をきちんと知っておくことが大切ですね。
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